Kijikko diary

上海在住。手芸と小沢健二を愛する、私のダイアリー。

恐怖の館


上海は残暑が厳しく、まだまだ暑い日がつづいています。
こんなときに思い出すのが、4年前の夏のこと。
きじちゃんと一緒に行った東京ドームシティのお化け屋敷。



お化け屋敷って、男女がいっしょに行ってキャーキャー
いって思わず抱きついちゃった!的な生ぬるいものかと思っ
てましたら、ここのは超本格派で、すごいのなんのって・・・。



思い出話ついでに、今でも鮮明に覚えているその恐怖体験
について書きたいと思います。



ある館があり、そこには絹子という女性が住んでいましたが、恋人に浮気され、
彼を惨殺してしまいます。そして今は生きているのか死んでしまったのかすら分か
らない絹子が、大切にしていた櫛を探しながら惨劇のあった館をさまようという。



設定こわ!!



そして、参加者には入口で絹子の櫛を渡されます。館内の随所に現れる絹子の
髪をとかしながら進まなければならない、と説明を受けます。



櫛こわ!!いらん!!



中に入れば「あんたら(お化け屋敷の設計者)、ヒマなん!?」と怒鳴りたく
なるほど凝りに凝った恐怖ワールドが繰り広げられ、次の部屋に進む扉のそば
にはいつも絹子が。。進むにはこの人の髪をとかさねばなりません。
「髪をといて・・」



誰がやるかっ!!帰らしてもらうわっ!!
閉店ガラガラ!!


というわけにもいかず、こういう類のものに一切恐怖心を示さないきじちゃんも
ビビりながら髪をとかし、扉をあけます。



しんと静まり返った部屋。
突然動く恐怖の化け物。
どこを歩けばいいのか分からないほどに
床を埋め尽くす大量の死体、
上からは首吊り死体・・・。
もちろん突然動き出す。


ギ・・
ギャーーーーーワワワ!!!!!!


私はいつしか叫びまくり、きじちゃんの腰にしがみつき、発狂寸前に。(あんた、絹子?)
恐怖を振り払うために常に叫び続けるというアイデアを思いつき、息が続く限り
ギャー!いややー!いややー!と叫んで、挙句の果てに自分の叫び声で耳が痛く
なり、腰がぬけてついにはへたり込み、お化けスタッフの人に「もうすぐ出口で
すから」と誘導されてしまいました。。



もうやめてー。



おまけに「出口ですから」と言われて通された部屋では、「さあっ、記念写真を
撮りますよ!ハイ、チーズ!」とその瞬間、レンズのところから化け物が出てき
てぐえおわおえ〜〜〜。



泣き叫び疲れる私をみて、
きじちゃんは「さとこが一番怖かった」って言ってました。



余談ですが、東京ドームシティの悪趣味極まりない計らいで、お化け屋敷の中の
客の叫び声が遊園地内に響く仕掛けがなされており、次に訪れた急流すべりの
お姉さんに、「もしかしてさっきお化け屋敷で叫んでました?」と聞かれてしま
いました。はっずー。



その後、私のおびえる姿をまた見たい!と思ったきじちゃんに、富士急ハイラン
ドのお化け屋敷にも連れて行かれました。結果は・・・言うまでもありません。。


▼参照HP
http://www.officeburn.jp/HorrorEvent/obake/obake2006.html


こんな怖い体験、上海ではできないかなー。