Kijikko diary

上海在住。手芸と小沢健二を愛する、私のダイアリー。

南大阪の雛祭り パート2



今日は、藤井寺の佐藤禎三邸へ、お雛様を見に行ってきました。
佐藤家は、立派なお屋敷で、門構えを見るだけでわくわくします。



玄関に商売繁盛の飾りがありました。
学生時代にアルバイトをしていた京都の料亭旅館にも、これあったなあ。



お人形の、小さい下駄。



お出迎えしてくれるのは、こんな雛人形。迫力があります。



ここのお雛様たちの面白いのは、ただ古くて価値のあるお雛様を整然と美しく並べて
あるのではなく、いろいろな場所から来たいろいろな年代のお雛様や雛飾りが、
エスニック調の布や藍染や、花やお菓子といっしょにかわいらしく並べられてあるという、
「組み合わせ」のおもしろさを楽しめるところ。




小さな子供がお雛様でお人形遊びをしている途中みたいな、なつかしい空間に出会えます。
だから、「雛祭り」ではなく「雛遊び」というそうです。



ミニミニお雛様のコレクションも。アンティークもヴィンテージも民芸品もおもちゃも、
平等に愛でるのです。



節句の人といっしょに。一応女子なのです、この人。



貴重なものがいっぱいなのに、緊張感がなく、なつかしい空間。



嫁入り道具のバリエーションは、地域によって異なるそうです。



ガラスケースに入ったお人形を、民俗学博物館で見るのも好きでしたが、ここに来ると自分が
すっぽりガラスケースに入った気分になります。古いおうちの中で、昔の女の子がお雛様に
あこがれたみたいな気持ちを感じ取ることができます。



何年もずっと行けていなくて、今年は日本帰国のタイミングと合ったのでついに佐藤邸に行けました。
子どものころから好きで、これからもなくならないでほしい場所です。
来年も・・・行きたいなあ。