Kijikko diary

上海在住。手芸と小沢健二を愛する、私のダイアリー。

きじちゃんの人類補完計画


1ヶ月ぶりに上海に戻って来た。
きじ夫と会った。久しぶりにまともに話した。



とても長い間話したが、要約すると彼の話は以下のような内容になる。



最近、どこに行っても同じような音楽ばかり流れている。



同じようなものが流行るように仕組まれているのでは?



世の中の大きな流れをつくっている神様がいるはずだ。



神様はいるし、俺は生まれ変わる。



どうせ生まれ変わるから、今回の人生を思いっきり楽しみたい。



どうせ生まれ変わるから、貯金よりも遊ぶことが大切だ。
(金は今回の人生を生きるためのツールでしかない)



久しぶりにたくさんたくさん会話したから、とても充実した気持ちでいっぱいになったが、、、、
何となく、あと味が悪い。
振り返れば、言いくるめられた感が満載である。



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(以下は、あんまり私のブログに適してないと思うけど、きじちゃんと話した面白い話の内容の一部)
最近考えていることを何気なく話していると、同じことを考えていたことが判明。夫婦のシンパシーってこわい。


何を考えていたかというと。。。


★なんでもかんでも折衷されている世の中だ。
たとえば服→昔はギャル系とかお姉系とかロリータ系とか、しっかりしたジャンルがあったのに、今はその壁がほとんどない。どの店の服も同じようなものが多い。
たとえば音楽→ヒップホップやレゲエやジャズ、ロック、しっかりしたジャンルがあったのに、今はいろいろミックスされているのが多い。


これが折衷主義(eclectic)ということなんだろうか。たとえば、和洋折衷料理のように、異なるジャンルのものを組み合わせたものが、今の世の中の大きなトレンドになっている気がする。日本料理もタイ料理もアメリカ料理もフランス料理もインド料理も・・・ジャンルが出尽くした世の中だから、折衷するしかなくなってくるのは自然な流れではあるけど。でもそれって、「今はヒップホップがトレンド!」っていう、新しい流れを生み出すこととは根本的に違い、たくさんある世の中の流れを一つにまとめてしまうことに等しい。たとえば、音楽は、「ヒップホップ的ジャズ的レゲエ的ハウス系トランス」みたいなものに凝縮されてしまうことになる。ヒップホップファンもジャズファンもハウスファンも、みんな同じ音楽を聞くことになる。ってことは、世の中の人が一つになるってこと?なんか、一つにまとまるように流されてない?え?それってもしかして人類補完計画!?わー!!こわい!!!
ていうことを話して盛り上がった。


庵野監督の脳みその中に想いをはせた、春の夜。

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おやすみなさい!