Kijikko diary

上海在住。手芸と小沢健二を愛する、私のダイアリー。

2012香港の旅、後編。


そしてメインイベント、
香港ガールと日本人ボーイの結婚式。



3月に出席した友達の結婚式もインパクト大やったけど、
今回の結婚式は何せ外国ってこともあり、
いろんなところがハチャメチャやった。



まず、挙式は夜8時から。場所は「大舞台飯店」。
招待状には「ダンスをたしなまれる方は、ダンスシューズをご持参ください」とのこと。
なんかアダルティな雰囲気!



新婦のご両親(香港人)の趣味が社交ダンス。ってことで会場に彼らのダンス友達をいっぱい呼んでて、
お客さんのほとんどはプロ級ダンサーのおっちゃんとかおばちゃんやった。



誓いのキスもそこそこに、おもむろに歌&ダンスが始まる。我も我もとみんな寄ってきてわらわら踊りだす。



最初は「おいおい」って正直思ってたんやけど、さすが社交ダンスのプロフェッショナル!
見てたらみんなほんまに上手で見とれてしまって、終わったころには「めっちゃダンスうまいですね!!」って
知らん香港人のおっちゃんおばちゃんに、つい話しかけてしまうほどやった。



ダンスのバックで歌が得意な人が歌ってるんやけど、これもまたうまい。
広東語ってええな。歌がサマになる。




静岡から来てた新郎のお母さんと、お姉さん一家。「こういう中国的なノリ、大丈夫なんかな?」って心配した私がアホやった。
新郎のお母さんは新婦のお父さん(香港人)と手をとりあって踊りだすし、お姉さんとその息子さん(小学生)も
いっしょに踊りだすし、無問題〜♪日本人も香港人も老若男女入り乱れて、みんなノリノリで楽しい夜。




何よりおもしろかったのは、花嫁のお母さん。私が見てただけでも、お昼からカウントして4回はお色直ししてる。花嫁より多いかも。
写真の左側の真っ青な衣装でダンスしてるのがお母さん。(バックに映ってる、花嫁の子供時代の写真がシュール!)



そういう社交ダンスコーナーがかなり随所にあって、ついでのように新郎新婦がゲームをしたり、思い出のスライドを流したり・・・
どっちがメインなんか分からん会やったんやけど、にぎやかなことが好きで、家族想いのイライザ(新婦)の
性格が出てるなーって思った。



日本から来てた新郎のご家族が優しかったこととか、音楽とダンスと「大舞台飯店」が映画みたいにステキやったこととか、
香港人のダンス軍団みんなでりんりん丸をかわいがってくれたり、私たち夫婦も踊ったり、香港人の友人たちと楽しく話したり、、、
そんなことがすべて重なって、とてもあたたかく、じーーんとなる結婚式やった。




日本、上海、香港。バラバラのところからたくさんの人が集まって、にぎやかに結婚式して、またそれぞれ帰っていく。
さみしいんやけど、そうやってつながった絆は、めっちゃ強い気がする。
特別な思い出を共有している仲間が世界中にいるっていうのは、うれしいことや。



香港は小さい国やから、出て行く人も多い。別の国に移住したり、留学したり、旅行したり、フットワークがめちゃ軽い。
だけどもちろん香港にもしょっちゅう帰るし、家族や友人を大切にする。



自分の今の生活と、故郷の家族や友人。どっちも大事にするバランス感覚があるんやなと思った。
香港人はかっこいい。



香港から帰って来たばっかりやけど、また香港に行きたくなった。年に1回は行きたいな、ときじちゃんと話していた。

(お約束となったきじちゃんの余興。今回は、香港人のおばちゃん2人とワンダーガールズ)