Kijikko diary

上海在住。手芸と小沢健二を愛する、私のダイアリー。

胎内記憶ふたたび&2016年の感想


【胎内記憶ふたたび】
ほんまかもしれない。
ほんまじゃないかもしれない。
でも、それは誰にもわからない。



そう前置きして、また娘がぺちゃくちゃ言うには、
お母さんのお腹の中には小さい小さい赤ちゃんが
いっぱいいて、みんなシャボン玉みたいなものの
中に入っているらしい。



シャボン玉がパカっと割れて、りんが生まれてきた
らしい。



先に生まれることになったとき、ほかの赤ちゃんとお別れパーティをしたらしい。
残った赤ちゃんは、いつ生まれるかも、どこに誰のもとに生まれるかも、
そもそも生まれるかどうかも分からないという。その残された子たちの中に、北京ダック(弟)
もいたらしい。「お別れパーティしたけど、また会えたからよかった〜〜^^」と喜ぶ娘。



りんは3歳のときにも、いきなり胎内の話をしだした。
今日急に、思い出したわ!とか言いながら、お風呂の中でまた話してくれた。
さて、どこまで本当なのか・・・
はたまた、全部でたらめか・・・



疑問1)お別れパーティではケーキのほかにチャーハンを食べたと言うが、組み合わせが微妙。
疑問2)北京ダックに再会できたのなら、1年半前に喜ぶべきである。
疑問3)偶然、北京ダックが「ぱか〜!」と意味不明に叫んだときを見計らって、
パカっと割れて・・・のくだりを話していたのが怪しい(適当に合わせて言ってみただけでは?)。
疑問4)ダックがキャッキャ言いながらお風呂の水で遊んでいるのを見て
「ほらな、お腹の中で水で遊んだって言うてるわ・・」と言ってたけど、そんなわけない。



ま、相当おかしい話なんですけども、なんか面白いので、
彼女の胎内トークについつい前のめりになってしまう私でした。



それってほんま?
それとも、適当に言うてる?
と聞いても、前述のように、



ほんまかもしれない。
ほんまじゃないかもしれない。
でも、それは誰にもわからない。



・・・なんて、どっかの芸人か占い師かみたいなことを言うばかりで
らちがあかない。
けどまた、次に聞ける彼女の話も楽しみにしておこう。



【2016年の感想】
義両親がきてくれて賑やかになったクリスマスも終わり、
年末モードに突入。



2016年は、まさかの上海スライドに始まり、
引越し、手芸イベント、もりだくさんな1年でした。



北京に暮らして出会えたのは、物や施設が少ない中でも暮らしを豊かにできる、天才的な友人たち。
料理、お花、スポーツ、ピアノ、お菓子、パン、アクセサリー、刺繍、家の居心地の良さ、
子供の遊びの開発(?)・・・なんでもやってしまう人たち。



たとえば、
夫婦で夜な夜なおせちを作る友人がいました。
子どもを喜ばせるために巨大アンパンマン型アンパンを焼いた人がいました。
難しそうな楽譜を見せていきなり弾けと言って、すらすらピアノを弾いてくれた人がいました。
イケてる遊び場、おしゃれなレストラン、おいしいパン屋なんてない、ていうか家を一歩出ると真っ白に煙ってる。
それでも自分の生活を豊かにできる、そんな人たちを間近に見ながら暮らせたのが私の財産でした。



一方、北京生活の中で気づいた上海の良さもありました。
上海は人や物との縁にあふれている街。人もおしゃれなものも多くて習い事もイベントもあった。
そんな恵まれた環境にいながら、私は何も自分のものにはできなかったなぁ・・・と後悔もしました。



上海を離れて気づいた、目の前にあるものが当たり前じゃないということ。
北京に暮らして気づいた、外ではなく内を向くのは、実はとても良いということ。



そのことが分かったので、上海に引っ越すことになったとき決めていました。
今度上海に住んだら、もっと自分の好きなこと(手芸)に積極的になる。
突き詰めて、自分がいいと思えるものを作る。
趣味をアピールするし、お人形も人に見せる。販売も、できたらやりたい。
すごいと思う人がいたら積極的に話を聞いて勉強する(すぐに二度と会えなくなるかもしれないし)。



思っていたことが、だいぶ叶ってしまって叶いすぎて整理がつかない2016年でした。
2017年も、ひたすら積極的に。
これがテーマです。