Kijikko diary

上海在住。手芸と小沢健二を愛する、私のダイアリー。

フクロウの声が聞こえる

久しぶりに日本で過ごした夏。
雨のフジロック
大山旅行。
ラピート。
京都の鉄道博物館
子どもたちにとって初めての花火
(日本の花火大会、手持ち花火)。



楽しくて、いまだにホームシック。
さて、今日はそんなセンチメンタルな気持ちを吹き飛ばすようなハッピーな出来事がありました。



それはお昼頃、私が娘に「なあ、昨日のクレヨンしんちゃん見ようや」と
声をかけたことから始まります。
母親のほうから子どもを下品な世界に連れ込もうとするなんて最低ですよね。承知してますよ。



まあ、一応クレヨンしんちゃんの内容を紹介しておくとですね、、、
オカマのセールスレディ「売間 久里代(うりま くりよ)」がみさえに英語教材「グータララーニング」を
売りつけようとする話でして、ごく一般的な内容となってました。
そのまま流してたら、Mステが始まって・・・・



ななななな何っ!!!???
おざわけんじさんが出てるじゃないかいっ!!!!!



ということで、事前に把握してなかったのにもかかわらず、自分の下品さが幸いして、
Mステでオザケンを見ることができたのでした。
私は情報収集が下手なので、このままずっと気付かずにいたら、えらいことになってました・・・



Mステのオザケンを見逃す・・・
恐ろしいことです。
ガクガクブルブル



今回は、sekai no owari(通称セカオワ)とのコラボ作品「フクロウの声が聞こえる」でした。
子どもと夫が引いてるのわかってたんですけど、まあ、、泣きましたよね。素敵すぎて。



オザケン+オーケストラ、まあ、これだけでも確実に泣いてしまう。
というか、オザケンが普通にテレビに出てる、これだけでも、もう、いいんです。
そういう発言もしつこいし気持ち悪いんですが20年くらいずっと大好きなのって
エヴァンゲリオンオザケンくらいなので許してください。



この曲、大好きです。「魔法的」ライブでもフジロックでも聴いて、いいな〜〜!と思ったけど、
いやいや、これはすごかった。壮大。かっこいい。CD聴くのが怖いくらいに楽しみ。
童話的なノスタルジックな雰囲気もいいし、その世界観にセカオワfukaseくんの少年ぽい声がはまる。



お父さんと息子が暗闇の森を歩いていく。ドキドキしている小さな息子。
息子が暗闇でも歩いていけるように、いつか大人になったら一人でここを歩くんだよ、強くなるんだよ、
と思いながら、手を引くお父さんの優しさ。
それを全部包み込む宇宙の力・・・



大人の気持ちと子どもの気持ち、どちらにも共感できる歳になったのだな。
としみじみする部分もありました。



これ、北京ダック(息子)の歌だね!!!と鼻息荒く夫に言ったら、
「あいつ、そんな繊細ちゃうし」と一蹴。



確かに、我が家にこんなセンシティブなヤツは一人もいない・・・
でも今日は一応、「フクロウの声が聞こえる」を子守唄にしてみました。



オザケンフジロックで「(新譜のCD)10万回でも聴いてください」と言ってたけど、
とりあえずMステは20回見ました。
壮大な音楽の世界に包まれて、
このあいだ夫と喧嘩したとき夫のTシャツに小さく「アホ」と書いた自分が恥ずかしくなりました。



ハイテンションな夏の終わりの1日でした。
夫にはさっき謝りました。