Kijikko diary

上海在住。手芸と小沢健二を愛する、私のダイアリー。

絵本作家あらわる

娘は、だいぶ前から絵本をつくっているんですが、
昨日つくってたのが私てきにはヒット。



タイトル「ともだち」。



ゆうくんと、らみちゃんは仲の良いともだちで、
ゆうくんのおうちで遊びます。

前半は遊ぶ描写が続き、これで終わるのかと思いきや・・・




いきなりの別れ。
唐突すぎて、心臓がバクバクしてしまいました。
ゆうくんは、外国に行ってしまいます。



ゆうくんが冬休みに戻ってきて、らみちゃんと再会しますが
お互い、顔を覚えていません。



でも仲の良かった親友。
すぐにお互いの顔を思い出して、また仲良く遊び、別れ、
お話はおしまい。



切なくなる、友情のお話です。
毎日仲良く遊んでいたお友達がいきなり外国に行って会えなくなり
やっと再会できたと思ったら、お互いあまり覚えていない。
海外のこどもあるあるです。



最初、のんきに遊ぶシーンが長いぶん、別れの唐突さ、切なさが際立ちます。
もう一度読むと、別れることが分かっているぶん、
最初の、のんきな時間がとても愛おしく感じられます。



これが娘の上海生活なんだろうな、、なんて思いました。
のんきな娘ですが、「一期一会」というのがどういうことか、
この歳で感じ取っているのかもしれません。




最近どハマりした映画「つぐない」の構成に似たものを感じ
興奮している私です。絵本業界のジョー・ライトを目指せ!!!